こどもの習い事について考える

全身を使っていろんな動きを経験することは、発達の土台を育てていくうえで重要となります。

詳しくは、「幼少期の運動の効果について」より

今回は、習い事について「感覚統合」の視点で考えていこうと思います。

感覚統合とは

感覚統合とは、さまざまな感覚を脳が整理する働きのことを言います。

わたしたちは、生活の中でたくさんの感覚刺激を受け、脳にどんな刺激が入ったかを伝えています。

その情報を整理して、「この刺激のときは、こんな反応をしようね。」と指令する働きを感覚統合といいます。

感覚統合の土台となる5つの感覚

1.視覚:みる

2.聴覚:きく

3.触覚:さわる・さわられる

4.固有受容感覚:体の各パーツの動きを感じる・力加減

5.前庭感覚:バランスや姿勢の変化を知る・眼の運動

5つのなかでも、[触覚・前庭感覚・固有受容感覚]は、からだを上手く動かすときに重要な感覚と言われており、ボディイメージを育てる役割があります。

スポーツの基礎は全身運動

3つの感覚刺激をまんべんなく取り入れた全身運動が、発達やスポーツの基礎を育ててくれるのですね。

では、幼少期の習い事で人気の「体操」と「水泳」について、感覚刺激の視点で考えてみます。

体操教室

触覚:手や足で様々な器具に触れる

固有受容感覚:トランポリンで飛び跳ねる・鉄棒にぶら下がる

前庭感覚:平均台を歩く・前回りをする

水泳教室

触覚:水圧を感じる

固有受容感覚:水の抵抗を感じながら、体を動かす

前庭感覚:水中に飛び込む・浮力を感じる

上記内容はあくまでも一例ですが、「スポーツの基礎を身に着ける」上で、体操や水泳はおすすめのスポーツといえます。

そのまま体操や水泳を続けても良いし、ボディイメージを育てたうえで、野球やサッカーなどのスポーツに繋げていくことも理にかなっていますね。

まとめ

幼少期に行うおすすめの習い事について、「感覚統合の視点」で考えていきました。

これらは習い事に限らず、公園のジャングルジムや滑り台などの遊びでも身に着けることができます。

おこさまが「楽しみながらできること」を取り入れていきたいですね。

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