部位別ストレッチシリーズ②~『股関節周囲』の柔軟性向上による効果と簡単ストレッチ~

こんにちは。

みなさまは、体操選手を想像すると、どのようなイメージをお持ちでしょうか。「クルクルと回ることができる」「筋肉があり逆三角形」など、いろいろな特徴があると思います。

そのなかの一つとして、『身体を柔らかい人=開脚してベター』のイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。

股関節は、姿勢の保持や運動能力において重要な役割を担っています。

股関節を構成する要素と役割

股関節は「骨盤」と「大腿骨」から構成させます。具体的には、寛骨臼(骨盤のくぼみ)に大腿骨頭(大腿骨の球状の部分)がはまり込むことで関節を形成しています。

股関節は「体重を支える」「歩く、座る、歩行時の衝撃を吸収する」などの重要な機能があります。

また、股関節周囲筋には、前面にある筋肉(腸腰筋など)、後面にある筋肉(大殿筋、ハムストリングスなど)、外側にある筋肉(中殿筋など)、内側にある筋肉(内転筋群)があり、これらの筋肉は大腿骨~骨盤に付着しています。

例えば、股関節の後面に付着する筋肉(ハムストリングス)の柔軟性が低下すると…

グイっと骨盤が後ろに引っ張られる】ことになります。

すると…

骨盤が後ろに引っ張られる=骨盤後傾位】となるため、相対的に背中が曲がった姿勢になります。

良い姿勢を保持するためには、体幹のインナーマッスル(腹横筋など)を育てることも重要なのですが、可動域を確保することも大切な要素であることがわかります。

いくら筋力が高くても、それを使える可動域が確保されていないと機能的に使うことはできません。

自宅でできる簡単ストレッチ

そこで、『ご自宅で可能な簡単ストレッチ方法』について、いくつかご紹介していきたいと思います。

① ハムストリングスのストレッチ

② 腸腰筋のストレッチ

③ 内転筋群(短い筋肉)のストレッチ

④ 内転筋群(長い筋肉)のストレッチ

大きく動かさなくても良いので、背筋を伸ばすよう意識してください

10秒~20秒程度ゆっくりと伸ばしてください

ストレッチの強さは、「痛気持ちい程度」が効果的です

痛みが出現した場合は、運動を中止してください

まとめ

今回は、「股関節」の機能解剖と簡単ストレッチについてご紹介しました。健康的な身体を作るためには、『しなやかで力強い身体づくり』がポイントになるかと思います。

ご参考になれば幸いです。

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