こんにちは。
先日、久しぶりに体操競技のアップとあん馬の基礎の技である旋回(サークル)を行ってみました。
頭のなかのイメージでは、クルクルと回れるのですが、実際に行ってみると思ったように体は動かないものです。
どういう状況!?(ご興味のある方は弊所インスタグラムをご参照ください)

これは当然のことで、体操を離れて16年間これといったトレーニングを行っていなかったからです。
いわゆる人間の体の機能の原理原則であり、『人間の体は使わないと使えない』ような仕組みになっています。
人の筋力や関節可動域は日々の生活に適応されていく
私たちは、年齢や社会的な環境に合わせて生活動作を行いますが、日々の動きに合わせて体の機能も変化していきます。
例えば、体操選手であれば、種目(ゆか・跳馬・鉄棒など)の練習を通して様々な身体の動きを行うため、それに対応できるように関節可動域や筋力が備わっていきます。

一方、社会人となり、デスクワークでの事務仕事のみ行っている場合は、体操競技に必要な関節可動域や筋力は求められません(当然ですが…)。

上記はあくまでも一例ですが、日々の日常の中で使う部分だけ使えるように関節可動域や筋力は最適化されていくため、使わない部分は使えなくなっていくのです。
忙しい毎日で取り入れやすい運動
つまり筋力をつけようと思ったら、育ててほしい筋肉を適度に使ってあげることが大切です。筋力はいくらあっても損はないので『貯筋』と言われます。
では、どのような方法で運動を行えばよいのでしょうか。
忙しい毎日の中で運動を取り入れていくためには、日々の生活習慣の中で取り入れられる『ながら運動』が継続しやすいでしょう。
①歯磨きをしながら『つま先立ち』

ふくらはぎは第2の心臓といわれます。ふくらはぎの筋肉を使うと、ポンプの作用として血行を促します。
②床の『雑巾がけ』

食事のあとに雑巾がけ(除菌シート)を行うことで、体幹を使うことができます。
③テレビをみながら『あざらし体操』

座る姿勢が長くなると、猫背の姿勢となりやすいです。こんな時は、テレビをみながらあざらし体操。
まとめ
忙しい毎日の中のちょっとした一工夫で、普段使わない関節可動域や筋力を使うことができます。
ご参考になれば幸いです。

体操競技歴13年・理学療法士が運営しております。
独自のコンセプトでサービスを提供いたいします。
様々な運動・感覚経験を通して、スポーツの基礎を作ります。
スモールステップを積み上げて、成功体験の機会を増やし、自己肯定感を養います。
少人数制のクラス設定で、個々に合わせたレッスンを行います。
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