逆立ちと倒立の違いとは??姿勢効率と段階的な練習方法

体操競技の基本動作である「倒立」はご存じかと思いますが、一般的には「逆立ち」という表現も良く使いますよね。では、倒立と逆立ちとは、何が違うのでしょうか。

今回は、逆立ちと倒立の違いについて、「姿勢効率」と「段階的な練習方法」をテーマにまとめていきたいと思います。

まずは逆立ちと倒立をイメージしてみましょう

逆立ち

やじろべーみたいにバランスをとっているね。

倒立

ビシッとしていて安定してる!

実は、どちらも同じ姿勢であり、「両手を地面につけ、足を高く上げて、体を逆さにして立つこと」を意味しています。

ただし、使われる場面に違いがあり、体操競技などのスポーツ場面では「倒立」と表現されます。

倒立は効率が良い姿勢

逆立ちと倒立は同じ姿勢ではありますが、圧倒的な違いは「姿勢の効率の良さ」と言えるでしょう。

このように、「手のひらー肩ー股関節ー膝・足首」が一直線に位置することで、全身の関節や筋肉の負担が少なくなります。

例えば、肩が前に出てしまうと、バランスを保つために体を反らせて肩回りの筋肉が過剰に働いたり、ふらふらしていまうことが想像できますね。

これは倒立に限らず、座位姿勢や立位姿勢においても同様です。所謂「良い姿勢」とは効率が良く体に負担のかかりにくい姿勢といえます。

倒立習得までの3つのステップ

①手のひらー肩に体重を乗せる感覚を学習する

カエルジャンプ - あしうらタッチ

※少しずつ足の位置を高くしていきましょう

肘を伸ばして、手と手の間をみるようにすることがポイント!

②壁倒立(足を低く)

おなかを壁の方向に向けて、低い位置で倒立をおこなう

足を低くすることにより、手や体幹の力が弱いうちでも、安全に練習することができます

③壁倒立(まっすぐの姿勢)

徐々に手の位置を壁に近づけていく

壁を使うことでまっすぐの姿勢になります

まさに手から足先まで一直線に体重が乗っています!

まとめ

今回は、「倒立」についてまとめていきました。

スモールステップで練習することで、少しずつ身に着けていくことができますし、倒立の基礎を身に着けることでいろんな技に発展していくことができます。

楽しく練習していきたいですね。

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